内容説明
宇宙の終わりがきたとき、私たち人間はどこにいて、何を見ているのだろう。時間論、量子論、最新の宇宙論をもとに、宇宙終焉のシナリオと人間の可能性を描く。
目次
1 裁きの日
2 死にゆく宇宙
3 最初の三分間
4 星の運命
5 たそがれ
6 宇宙の重さを測る
7 永遠は長い時間
8 普通車線の生命
9 追い越し車線の生命
10 突然の死、そして再生
11 終わりのない世界?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いきもの
2
同シリーズの「宇宙が始まるとき」とだいぶ内容が被る。終わりを予測するには始まりを知る必要がある。現在の素粒子の位相がエネルギー的に安定とは限らず、トンネル効果で山を越えてより安定な状態に転移して宇宙の崩壊が始まるという説はなかなか興味深かった。2016/12/25
ニョンブーチョッパー
0
○2008/12/02
ひろりん
0
高校の物理学の知識があれば、それなりに理解できると思う。物理学の知識がなくても、宇宙に興味がある人にはそれなりに楽しめると思うが、話のスケールがあまりにも大きすぎて、想像するのは難しいかもしれない。2015/06/19
ああああ
0
宇宙の終わりはどうなるか、人類はいかにして生き延びれるか。未だに明かされない事の多い宇宙についてある様々な仮説を一般読者向けにまとめた本。しまいには時間が逆行するのでは、小さい宇宙が作れるのでは、宇宙が死を迎える最後の三分間に永遠と思考するようになるのでは、とSFを読んでいるようだった。想像もつかない様な遥か遠くの事を予測しようと試行錯誤する人類はちっぽけだが面白い。2014/04/26
shin
0
生命存続の一縷の望みを未来に託すしかない。宇宙の膨張が続くと、最後の3分間は存在しなかったり。2012/07/04