内容説明
バリスは6月1日から7月12日のあいだ、数回にわたって、マリリンの写真撮影とインタビューを行ったが、そのときの写真が本書に収められた写真である。そして、これらはマリリン・モンローの最後の写真となった。写真とエッセーで描く、新しいマリリン・モンロー像。
目次
死なない女
ノーマ・ジーン
仕事とお金、セックスと政治
女たちのあいだで
父親たちと恋人たち
肉体の牢獄
もし彼女がいま生きていたら…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
43
何人かの人が真剣に彼女を助けたいと思い、またマリリン本人も懸命にもがいたけど、どうにもならなかったという印象。同性のフェミニストの筆致は信頼が置ける。ちょっと疲れた感じの最後の写真群が美しくてせつない。2024/02/25
シグマ
14
マリリン・モンローが今も生きていたら90歳。あの後ももし生きていたら・・・?今のブリトニーみたいな感じだろうか(ファンとメディアが見守るような)。奇行は多いしとにかく現実では会いたくない人。でも知識に振り回されず最終的にはいつも自分で判断を下す、まさにアメリカンドリームの体現者の部分も両方書かれていて魅力の秘密が少しわかった気がする。ケネディ兄弟の件はあっさりしていて好感が持てる。2016/11/25
シグマ
4
マリリンモンローではなくノーマジーンベイカーに焦点が絞ってあるので本人が書いた伝記と錯覚しそうになるほど。女性と時代性という考察もしっかりしていて読みやすい。2017/04/30
べ
0
本当なんてわからないしないけどマリリンの本当みたいなものを求めてしまうスタイネムの痛切な愛を感じてまずそこが読ませた私に 強度のある解釈を提示する意義を感じた この世にあるべきマリリン解釈だと思う ノーマジーンから分裂して(作品として構築して)、でもまたそこに引き戻される人物としてマリリンのストーリーを示している すべてバイアスかかっているのだから、そのとき(もしかしたら、中長期的に)どのバイアスに価値があるか、という問題なのだろうか。ある理論、考え方、専門を採用することはすでにバイアスかけることだから2023/08/17
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