感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
60
昔読んだドーノワ夫人の「黄色い小人」が大好きで、読書会を機に再読。何が良いってラストのうっとりするメロドラマ的台詞の応酬の末のカタストロフ。正当な婚約者であるはずの黄色い小人はカタストロフから疎外され、狂言回しに追いやられるかのよう。敗北を直視できず酸っぱい葡萄に安堵する様に真の虚無を感じる。全体としては「眠れる森の美女」や「シンデレラ」等有名な童話が英語で最初期に印刷されたものが纏められ、様々な時代の挿絵まで収められた良書。上巻だけで50ページ程の解説は圧巻(下巻にも別途30ページ程ある)。以下解説引用2023/10/05
ひげお
0
数ある短編の中でも、とびきりお気に入りになったのが「眠れる森の美女」です。だいたいが、キスで目覚めるとこまでしか聞いたり読んだりしたことがなかったので、王女様が目覚めたその後の物語が読めて、面白く感じました。2015/08/07
j1296118
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最も有名な24篇を、各々能う限り古い印刷時期のテキストを集めて収録した、という英国フェアリーテイル集。とその解説。 それより多少なりとも後の版で各物語に親しんでいるとなかなか新鮮 赤頭巾ビディは短いなあ2015/06/29
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- 和書
- 明け方に想うこと 〈2〉