ツルはなぜ1本足で眠るのか - 適応の動物誌

ツルはなぜ1本足で眠るのか - 適応の動物誌

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794201874
  • NDC分類 481.78

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

42
「動物にとって快適な温度・湿度がいかに大事であるか」という視点からまとめられたもの。水鳥の脚と胴をつなぐ関節付近には「ワンダーネット」と呼ばれる網状の毛細血管組織があり、胴体部分では40℃~41℃という高温を維持しながら、雪や氷に接する脚の部分は外温に近い低温を保てるようになっている。また、長距離を飛行する鳥は、飛行中に大量の熱が発生するので、気嚢と呼ばれる呼吸器官で水を蒸発させ、その気化熱を放出して体温の上昇を抑えている。精密で美しいイラストも素晴らしく、わかりやすくて楽しい授業を受けているようでした。2017/02/03

いきもの

3
主に動物の体温調節機構、防寒機構などについての生態学エッセイ。発行が古いので知見も更新されているだろうけど、ある程度テーマが絞ってあるエッセイ集であり、著者も多数いるので気軽に楽しめる。日立のエアコン関連の連載が元とのこと。2021/03/22

清水勇

2
30年以上前の古い本だが、26名の動物の大家による簡潔でわかりやすい不思議な動物たちの説明と、線だけで生き生きとした動物を描いているイラストの組み合わせが素晴らしく、生物の神秘に浸れた。動物たちの環境に応じた生き方を「温度と湿度」「眠り」「すみか」「衣服」「適応」の各章でそれぞれ12の不思議を説明する。読めば読むほど、生物が厳しい環境の中で生き残っていくための仕組みのすばらしさを痛感するが、これは環境に応じて進化したのではなく、適応する為いろいろな試行錯誤ができるような仕組みが生物に備わっているのだろう。2016/10/03

ヒコ。

1
多数の専門家による雑誌連載で、体系的ではないがひとつひとつが面白い。スポンサーが日立で、体温の話を中心に動物のなるほどがたくさんある2015/06/11

こぎん

0
1984.10.11読了2014/10/31

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