感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
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            群像劇感がおもしろくなってきた。しかも、群像の中にちらほらゴリラがいる。著者は安宿の主人、アフリカのゴリラの森の近くの。だからゴリラ宿。多くのゴリラ研究者は、この宿に泊まって付近のゴリラの観察にむかう。だから、この研究者とあの研究者がこの宿でまさかの鉢合わせ、感動の再会みたいのもあったようだ。まとまった記録を残している研究者は指で数えるほどしかいないので、いろいろ読んでみるとアフリカの大地でくりひろげられる群像劇がますます浮かび上がってきそうな予感。ちょっとわくわく。2014/07/07
          
        Tkg5
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            ウガンダで宿の経営をしたワルター氏の回顧録。マウンテンゴリラに魅せられた氏のトラベラーズ・レストは、観光資源としてゴリラを利用し始め、いつしか観察・研究の拠点となる。シャラーやダイアン・フォッシー、今西氏など、ゴリラ研究者たちがこぞって来るようになったという。本としてはあまり文章も上手くないが、ゴリラ研究に興味があるものとしては歴史的な意味を感じる。ダイアンがルワンダで研究を始めるようになったきっかけもワルター氏の言葉だったようだし、研究者ではないものの、彼がいなければゴリラ研究の今はなかったかもしれない2021/06/16
          
        

              
              

