内容説明
本書は、『フランス労働法論』の後を受けて、わが国における民事判例の積み重ねによる多様な論点の展開や、学説の展開、事業主に対して予防的観点から雇用管理上のセクシュアル・ハラスメント配慮義務を課した男女雇用機会均等法21条の制定により、日仏二カ国の比較法的研究による問題の解明に限界を感じた著者が、アメリカ合衆国や、比較的早期に法的対応がなされたイギリスの検討も加えてセクシュアル・ハラスメントを法的に考察したものである。
目次
序章 セクシュアル・ハラスメントの社会的概念と法規制
第1章 フランス刑法典セクシュアル・ハラスメント罪・労働法典・みなし解雇
第2章 イギリスの性差別禁止法・雇用保護法・嫌がらせ保護法
第3章 アメリカ公民権法と不法行為法
第4章 わが国の民事判例法理とセクシュアル・ハラスメント
第5章 セクシュアル・ハラスメント予防と男女雇用機会均等法・人事院規制
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