内容説明
いま、わが国の各自治体では、行政主導型の「地域づくり」から、住民主導型ないし住民・行政協働型の「地域づくり」への移行が潮流化している。それは、住民の生涯学習活動を基盤とする「まちづくり」である。本書では、住民の生涯学習活動を支援していくための行政努力として、住民の学習機会を設定・拡充していくための、生涯学習事業(講座やイベントなど)に不可欠な学習プログラム作成の考え方とつくり方を論じ、各地で実施されている、生涯学習事業や活動の具体的な諸事例とプログラムを、全国にわたって紹介している。
目次
1 生涯学習プログラムの考え方・つくり方(生涯学習事業と学習プログラム;学習者の焦点化;学習者の要求をつかむ;学習要求の原因をつかみ内容をきめる ほか)
2 生涯学習活動プログラム―編成のポイント(地域資源の活用による学校教育;市民ホールを支える市民劇団の育成;住民ガイドの養成と活動支援の研究;現代を生きる公民館事業の研究 ほか)