感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
24
社会福祉は社会関係の主体的側面にかかわる社会的援助であるという視点のもと、岡村理論の社会福祉原論を展開した本です。僕にとっては非常に難しかったです。岡村理論は一言でいえば観念論ではあるのですが、日本の社会福祉への影響は大変大きく、その理論を学ばないといけないと強く思いました。今後も岡村理論を学んでいこうと思います。2015/11/10
Takao
5
1983年1月10日発行(2014年3月24日、第20刷)。著者の名は、通信制大学の社会福祉論? か何かで知った。1906年生まれ、2001年死去、大阪市立大学などの教授を務めている。本書は、「社会福祉」の「原論」だが、大部ではなく、とてもコンパクトにまとめられており読みやすかった。第1章の歴史の部分が印象的で、特に、岡山孤児院の石井十次についての記述が新鮮だった(もっと詳しく知りたい)。著者は、社会福祉の専門家が、生活困難の当事者に代わって解決するのではない、と強調している。「主体性」がキーワードかな。2020/04/14