目次
1 「読む」「語る」(朝の一斉読書;1分間スピーチ ほか)
2 「考える」「書く」(読書ノート;社説(コラム)ノート ほか)
3 「集まる」「動く」(読み聞かせ;読書イベント(地域、公民館、近隣学校とのコラボ) ほか)
4 「広がる」「つながる」(校内展示;文化祭展示 ほか)
著者等紹介
高見京子[タカミキョウコ]
1975年広島大学教育学部教育学科卒業後、2013年まで38年間、岡山県高校国語教諭として、またほとんど図書館担当として務め、岡山県立岡山芳泉高等学校司書教諭を最後に退職。2011年度には、同校で、第57回青少年読書感想文全国コンクール読書感想文推進大賞を受賞。現在は、東京学芸大学非常勤講師、公益社団法人全国学校図書館協議会スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
10
岡山の県立高校で図書館を担当されたきた国語の先生の実践。朝の一斉読書から始まり、年間~3年計画で、本や新聞を読み、感想や意見を学内外に発信し、共有するための指導方法。薄いが内容は濃い。読書ノートや展示の例も写真で掲載。これだけの読書指導を中学・高校でみっちり受けてきてくれたら、大学の初年次ではさらに深い、次元の高い演習ができるのだけど… でもこれを実践するには教員の努力や力量がものをいうなぁ。一学期だけで教員が38冊のブックレビューというのは一人であっても、複数の教員に呼びかけてのことだとしてもすごい。2015/08/17
なま
9
★★★☆☆読書イベントの実例が書かれているのかと思ったら、イベント種類(新聞公募やオーサービジット等)の紹介や生徒と行う校内展示や広報の作成手順。それぞれにブックリストや具体例もあるが「どんなイベントやろうかな?」と思った時に0から考える為のアイデアとしては一通り書かれている。生徒への指導法も載ってるので先生や司書初心者には良いかも。個人的には社説(コラム)を利用した課題で写しや漢字練習から感想、意見を引き出すための生徒への学年、能力別の提案の仕方や社説ノートの作り方は文字数が具体的に書かれ参考になる。2019/08/22
NakaTaka
3
元岡山県の高校の先生。県立の先生だがこんなにたくさんの実践をされている!驚き!1分間スピーチって小学校位しかしないと思っていた。読書ノートもびっくり。そういう積み重ねがビブリオバトルやブックトークといった人前で話し伝える活動につながるのだね。自分が高校の頃をふり返ると、そんなことは皆無だった。本は好きだったから読んでいたけど、全く個人的なことで、学習とはつながっていなかったな。2014/12/07
MK
0
実践例が多く掲載されていて参考になります。2024/02/13