出版社内容情報
〇国境を越えて取引を行う納税者や、アドバイスをする専門家の方々にとって、国際課税の基本を知っておくことは、今や不可欠です。とはいえ、多くの解説書や入門書には、わかりにくい用語や難解な仕組みが並んでいて、それを一から覚えていくのは大変な負担です。
〇本書は、国際課税が目指している3つの目的(非居住者・外国法人に対する適切な課税、国際的二重課税の緩和、国際的租税回避の防止・是正)を軸に、国際課税の全体像を総覧したうえで、各制度を解説します。
〇非居住者課税、外国税額控除、CFC税制、移転価格税制からBEPSやグローバル・ミニマム課税まで国際課税の主な制度を網羅しています。
〇誰にでも読みやすく国際課税を解きほぐした一冊です。
【目次】
第1編 国際課税の全体像を把握する基礎体力
第1章 国際課税の分野が目指すもの
第2章 国際課税のジョギングツアー
第3章 個別制度の適用関係の整理
第2編 非居住者・外国法人の課税関係の基礎体力
第1章 納税者の4 区分
第2章 非居住者と外国法人の課税
第3章 租税条約の概要
第4章 非居住者等に支払いをする場合の源泉徴収
第3編 国際的二重課税の緩和制度の基礎体力
第1章 外国税額控除
第2章 外国子会社配当の益金不算入
第4編 国際的租税回避の防止制度の基礎体力
第1章 CFC税制
第2章 移転価格税制
第3章 2つの利子制限税制
第5編 最近の国際課税の潮流に関する基礎体力
第1章 BEPSプロジェクトとBEPS2.0
第2章 グローバル・ミニマム課税の創設
第3章 税務当局の国際的な協調の進展
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- 紙の爆弾 2022年12月号