出版社内容情報
●決算書分析からは見えてこなくても、法人税申告書を見れば読み取れる情報は多くあり、分析資料として申告書はとても有益なものです。とは言うものの、法人税申告書は決算書と異なり種類が多く、かつ、法人税の知識を前提としているため、見慣れていない人にとっては非常に難解であるのも事実です。
●そこで本書は、あまり法人税の知識がない方でも、法人税申告書のどこに着目したらいいのか、必ず見なければならないチェック項目はどこなのか、そこからどのようなことが読み取れるのかを簡単に理解できて、実務に活かせるよう、わかりやすく解説しています。
●申告書特有の情報が記載される別表1、2、4、5(1)、5(2)、7(1)、8(1)、11(1)、11(1の2)、14(6)、15、16(1)、地方税第10号様式を取り上げて、チェックポイントを解説しています。また、各別表に関連する法人税の知識について、難しい解説は極力省き、最低限理解しておくべき知識をできるだけわかりやすく解説しています。
●本書には、読者の方をイメージした2名のキャラクターが登場します。
「他社の申告書を分析する立場にある人」
「自社の申告書をチェックする立場になった人」
それぞれの立場の視点で、申告書を見る時の注目ポイントや、実務での活かし方についてコメントをしています。共感しながら読んでみてください。
●各申告書のおわりに、復習問題として「別表パッと見 瞬殺ワーク」を用意しています。このワークを瞬殺で理解できれば、十分に理解が深まっている証拠です。
●巻末には法人税申告書を見る時のチェックリストを掲載しています。実際の申告書を見る際に気を付けるべきポイントをまとめていますので、チェックの際のツールとしてご活用ください。
●今回の改訂では、令和5年9月現在最新の様式に対応し、前版発行以降の改正を織り込んでいます。
●経理に異動して申告書をチェックする立場になった方、融資先の与信判断に申告書を使っている方、企業の買収や評価をする方、まずは全体像をつかみたい方、会計事務所の新人の方などにおすすめしたい一冊です。
内容説明
あまり法人税の知識がない方でも、法人税申告書のどこに着目したらいいのか、必ず見なければならないチェック項目はどこなのかといったことを、わかりやすく、理解できるように解説しています。各別表のおわりの「別表パッと見 瞬殺ワーク」で理解度をチェック!巻末に法人税申告書を見る時のチェックリストを掲載!簡単に、共感しながら学べて、実務に直結するポイントが満載!
目次
1 法人税申告書と決算書との関係
2 法人税申告書からしか読み取れない貴重な情報
3 この別表を見たらわかること(別表1―会社の概要;別表2―株主の状況;別表4―税務の儲けの状況;別表5(1)―税務の純資産の状況
別表5(2)―税金の支払い状況
別表7(1)―赤字の状況
別表8(1)―配当の状況
別表11(1)―不良債権への引当状況
別表11(1の2)―一括評価の貸倒引当金の設定状況
別表14(6)―グループ内取引の状況
別表15―接待の状況
別表16(1)―定額法による減価償却の状況
地方税 第10号様式―スクラップ&ビルドの状況)
巻末付録 法人税申告書ここだけはおさえるチェックリスト
著者等紹介
中尾篤史[ナカオアツシ]
公認会計士・税理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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