内容説明
企業経営者なら一度は夢を見る株式上場、幸運にも達成したオーナーは、様々な利点を享受する反面、資産の管理や承継に関して多くの課題に直面する。上場会社オーナーは、公(パブリック)の側面が強く、厳格な倫理観や情報開示が求められ、さらに、資産対策による株式市場への影響も意識しなければならない。これら留意すべき事項をケース・スタディ形式でまとめ、PB・FPが上場会社オーナー向けの企画・提案を考える上で、最適な実務書。
目次
上場会社オーナーの課題
資産保全会社を利用した事業承継対策
企業組織再編を利用した事業承継対策
資産保全会社のフロー面の検討
公益財団法人を利用した事業承継対策
信託を利用した事業承継対策
資産の移転対策
事業承継の青写真
相続発生後の実務
相続発生後の納税資金対策
上場会社オーナーの相続税調査における論点
上場会社オーナーと金融商品取引法
上場会社オーナーのフロー面の検討
上場会社オーナーの海外取引
著者等紹介
小谷野幹雄[コヤノミキオ]
公認会計士・税理士・MBA・CMA。早稲田大学在学中に公認会計士2次試験合格。1985年大手証券会社新卒入社。引受審査部にて株式公開業務、企業ファイナンス業務に従事。多数の著名企業のIPOに関与し、上場会社の新しいファイナンス手法を数多く実践。1989年ファイナンシャルプランナー(FP)室にて上場会社オーナーの資産税対策を中心に各種コンサルティングに従事。PB業務のほか企業の財務戦略、税務戦略の提案実践多数。1993年ニューヨーク大学経営大学院(NYU)でMBA取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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