内容説明
本書は三井財閥の機関銀行であった戦前の三井銀行を対象とし、その営業と営業方針を分析し、また三井系の諸会社並びに企業一般に対し同行がどのような機能と役割を果たしていたかを明らかにしようと意図している。
目次
序章 本書の問題意識・方法と従来の諸研究
第1章 中枢商工業重点取引方針の形成
第2章 中枢商工業重点取引の端緒
第3章 中枢商工業重点取引の前進
第4章 中枢商工業重点取引の行詰りと三井家による商業銀行経営の危機
第5章 産業と結合する大銀行への転身過程―三井家直営体制下からの離脱



