内容説明
1968の時代を、ごく普通の活動家だった者が、内側から描いた作品は例がない。同時に、あるひとつの時代の青春とその終焉を描いた作品は例がない。同時に、ある死についての報告書でもある。あの時代への渾身の鎮魂歌(レクイエム)でもある。もう、還暦を過ぎた同世代の人たちにも、現在の若者にも、ぜひ、手に取ってもらいたい。閉塞感に満ちた現代の日本人に、反体制運動とは言え、かってこれだけのエネルギーが溢れた社会運動があったことを思い出したり、知ってもらいたい。もちろん、その渦中で、もがきながらも長く生きられなかった人もいたが。
目次
序章 哀しき旅立ち
第1章 出会い
第2章 闘争
第3章 惑いの日々
第4章 永遠(とわ)の別れ
第5章 尽きせぬ想い
著者等紹介
山田宏明[ヤマダヒロアキ]
1948年10月22日生まれ。1967年県立新潟高校卒業。1971年慶応義塾大学文学部卒業。1971年毎日新聞入社(記者職)。成田支局社会部、科学部、メディア企画室、メディア事業本部、社長室委員などを歴任。2003年社長室委員で退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。