内容説明
本書は、近年ロシアその他で刊行されたコンドラチェフの主要文献に内在して、資本主義の長期動態認識における「長期波動論」とその方法論的基礎である「確率‐統計」哲学の意義を考察することによって、コンドラチェフ経済動学の全体像を明らかにしようとするものである。
目次
コンドラチェフの学術遺産と再評価
コンドラチェフ以前の長期波動論の学統
コンドラチェフと長期景気波動論の展開
ブリュッセル長波国際シンポジウム(1989年)
1920年代ロシアにおける長期波動論争
オイゲン・スルツキーと景気研究所
ウェズレー・ミッチェルとコンドラチェフ
ヨーゼフ・シュンペーターとコンドラチェフ循環
ラグナー・フリッシュとコンドラチェフ循環
柴田敬と長期景気波動論
コンドラチェフ経済動学の体系と経済学方法論
コンドラチェフの学術遺産と現代
著者等紹介
岡田光正[オカダミツマサ]
1949年兵庫県生まれ。1979年関西大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、関西大学経済学部講師、元関西大学経済・政治研究所委嘱研究員。専攻は経済思想、社会システム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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