内容説明
パリで16シーズンにわたって200種類のプログラムを取材した著者が、パリ・オペラ座バレエの魅力をご紹介。
目次
第1章 劇場で辿るパリ・オペラ座の歴史
第2章 ガルニエ宮散歩
第3章 エトワールへの道(『デフィレ』の美;エトワールと階級制;進級試験;エトワールはここから生まれるパリ・オペラ座バレエ学校)
第4章 オペラ座が熱狂に包まれた日(ロマンティック・バレエの誕生『ラ・シルフィード』;不朽の名作『ジゼル』;セルジュ・リファールの遺産;オペラ座の女王イヴェット・ショヴィレ ほか)
第5章 21世紀のパリ・オペラ座
著者等紹介
渡辺真弓[ワタナベマユミ]
舞踊評論家。お茶の水女子大学及び同大学院修士課程で舞踊教育学を専攻。オン・ステージ新聞社に勤務した後、1991年~2006年パリに在住。舞踊史の研究を続けながら、専門紙誌やWebマガジン等に定期的に寄稿。平成27年度より放送大学非常勤講師として、面接授業で「バレエへの招待」を開講。2016年埼玉全国舞踊コンクール審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
15
オペラ座の第一舞踊手だけがエトワールと呼ばれる。運と才能と技術全てを持ち合わせるプルミエ・ダンスールから更に選抜された一握りが務める特別な職。バレエ学校から純粋培養で育て上げられる彼ら彼女達一人ひとりが「パリ・オペラ座」なんだなあと改めて思いました。長年屋台骨を支えた監督が勇退して、オペラ座も激動の時代から新しい時代へ。大変だったんですね。ドゥ・ダ・ダンシンのオーレリアはオーレリー・デュポンがモデルなのかな。コンテンポラリーは余り好きじゃないけれど、ジュエルズとレッスン風景で作ったというものは見てみたい。2017/01/26