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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小豆
9
人間の弱さや感情の揺れが丹念に描かれた良作。著者お得意の猟奇、エロ、グロがないではないが、それらが前面に出ているわけではない□大正12(1923)年8月、東京。宇佐美家の虹彦とののこは腰部で身体がつながった結合双生児(シャム双生児)。世間体を憚った両親は、虹彦とののこを座敷牢で育て、生まれてから6年間ずっと家の外に出さなかった。特にののこは生後一度も意識を持ったことがなく、昏睡状態にある。→2021/12/22
滋比古
2
10年以上前から読みたいと思ってて、中古品の値段が落ち着いてきたので買った。結果、大越さんの漫画で1番好きな作品となった。現在では、障害者の人権云々で再販は難しいだろうけど、絵もストーリーも素晴らしく上質なものだった。合う人ならタイトルと表紙を見た瞬間からその世界に引き込まれるのではないだろうか。2016/01/03
龍國竣/リュウゴク
2
男と女、性の異なるシャム双生児を主人公に据えた異色作。東京での隠れた暮らしから、関東大震災を経て、見世物小屋での奇怪な人々との交わりを描く。身体的、或いは精神的に変わった人物を描く事に長けた著者が、その才能を遺憾なく発揮する。怪しく力強い。 2012/10/18
00o
1
関係ないけど猟奇刑事マルサイが無いのは何故だぜ?2010/05/05
暴れ文屋
1
大越さんの描く女性が艶っぽくて好きです。見世物小屋が舞台、痛みを知る者同士の優しさに涙が出ました。