内容説明
「読む」という行為を充足させてくれる作品というのは、そうあるものではない。「読む」対象からこぼれ落ちていた本作はこんなにも「読みがい」のある作品だった。
目次
6 「御前」の位相―“趣向”の犠牲
7 「男と女」の心模様―夫婦・縁組・妾女・密通
8 巻頭話の“趣向”―「絵空事」の構築
9 最終章の“趣向”―「所司代時代」への誘導
10 “祝意”の創作過程―巻頭章の「表現」と「創意の派生」
終章 「対読者意識」と「文学史的意義」
著者等紹介
杉本好伸[スギモトヨシノブ]
昭和26年1月4日京都市生まれ。50年3月慶應義塾大学文学部卒業。54年3月慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。60年4月安田女子大学文学部日本文学科専任講師。平成8年4月安田女子大学文学部日本文学科教授。20年4月安田女子大学言語文化研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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