出版社内容情報
文字情報以外の情報価値の保全にも努め、解析しなくてはならない、との立場からアーカイブズ学としての新しい古文書学を構築する。文書を単体の「かたち」→「かたまり」=群→「かさなり」=層という三次元にわたってとらえ、静態・動態両面にわたって観察する。文字情報以外の「もの」としての情報価値の保全にも努め解析しなくてはならない、との立場からアーカイブズ学としての新しい古文書学を構築する。
序 章 新しいアーカイブズ学としての中世古文書学
第一部 新しい中世古文書学
第一章 文書・古文書と中世古文書学
第二章 古文書の伝来・伝来論
第三章 古文書の様式・様式論
第四章 古文書の機能・機能論
第五章 相田二郎・佐藤進一両氏とその古文書学
第二部 中世古文書学とその史料論化
第一章 史料論としての中世古文書学
第二章 佐藤進一「中世史料論」
第三章 最近の中世史料論
第四章 最近の中世史料論の林屋・上島論文批判――佐藤論文抜きの批判――
第五章 本書全体のまとめ
あとがき――新しい中世古文書学を目ざして――
上島 有[ウエジマ タモツ]
著・文・その他
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- 和書
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