内容説明
北の大地に台頭した新興近世代名の居城から、軍都、学都への歩みをたどる。
目次
壱 城の章―「北狄の押さえ」から師団施設、公園への有為転変(弘前城と津軽領―弘前城は四万七千石の城か?;慶長十六年の築城―幕府公認領内の城郭を集約;国絵図にみる弘前城―幕府に従い城を「□」で表す ほか)
弐 町の章―城下町から軍都、学都への歩み(長勝寺構と新寺構―当時の都市計画伝える遺構;長勝寺と諸宗寺院―城下へ寺社移転、藩が統制;青森町の町立て―弘前城内の屋敷配置に倣う ほか)
参 人の章―貴賎、聖俗、老若男女、貧富の別問わぬ悲喜こもごも(西洞院時慶と津軽信建―関ヶ原後京都で情報収集;信枚・満天姫・天海―幕府と津軽家の関係築く;弘前城下の家臣団―侍屋敷で一五〇〇人以上生活 ほか)
著者等紹介
長谷川成一[ハセガワセイイチ]
現職、弘前大学人文学部・大学院地域社会研究科教授、附属図書館長。毎日出版文化特別賞受賞(1991年)、文学博士(東京大学1999年)。1949年生。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(国史学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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