内容説明
文字化された言語の重層的で多様なあり方をさまざまな文献から読み解く。
目次
第1章 書かれたことば(音声言語/文字言語;音声言語と文字言語とは一致するか?;書かれたことば;「総ルビ」の新聞―『絵入自由新聞』を例として)
第2章 言語の身体性―(明治期の手書き文献(明治期のはがき;回覧雑誌;さまざまな手書き文書))
第3章 『少年文学』のことば(巖谷小波『こがね丸』;『少年文学』におけるこどものことば;少年のことば)
第4章 字引類のことば(二つの字引の概観;字引線がどのように編集されているか;字引類の注解;字引類のことば)
第5章 六つの『虞美人草』(東京朝日新聞と単行本初との対面―「カチヤリ・カチリ」単行本初版と単行本第六版との対照―「半巾・手巾」;単行本初版と『鶉篭虞美人草』初版との対照;縮刷本『虞美人草』初版)
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年神奈川県鎌倉市生まれ。1986年早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程(後期)退学。現在、清泉女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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