内容説明
「御家騒動」は江戸時代を通じて頻発した。一次史料だけでなく巷間に伝わる実録類の厳密な校勘と併せ、騒動の実態と実像を抽出する。
目次
第1章 藩政の確立をめぐる対立・抗争と御家騒動
第2章 本藩・支藩の対立と御家騒動
第3章 農民闘争の激化と御家騒動―美濃国郡上八幡藩「遠藤騒動」について
第4章 藩主押し込めと御家騒動
第5章 家中の対立・抗争と「脱藩騒動」
第6章 家督相続をめぐる争いと御家騒動
第7章 政治経済路線をめぐる対立・抗争と御家騒動
第8章 転封をめぐる対立・抗争と御家騒動―播磨国姫路藩「姫路騒動」について
第9章 埋もれていた御家騒動―播磨国龍野藩「龍野騒動」について
第10章 家中騒動史年表
著者等紹介
吉永昭[ヨシナガアキラ]
1927年生まれ。広島文理科大学(現広島大学)史学科卒業。文学博士。愛知教育大学・福山大学名誉教授。現在「新修名古屋市史」(近世)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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