内容説明
航路を制するものは世界を制す!明治日本が汽船航路を開発していく道程を詳しく探ることにより、近代日本の海外発展史を描く。
目次
近代東アジア海域における汽船航運史研究の課題―日本・中国・台湾を中心に
清末中国の交通革命への始動―汽船航運をめぐって
第1編 近代日本の中国航路と台湾航路(清末中国と日本間の汽船定期航路―明治期日本最初の海外定期航路;英国ダグラス汽船会社の台湾航路について―日本の台湾航路前史;1863~1864年英商ダグラス汽船会社の台湾及び華南航運;日本統治時代初期の台湾と日本間の汽船定期航路)
第2編 清末中国内河汽船航路と日本汽船会社(清末中国における大阪商船会社の長江汽船航運;清末大東汽船会社の江南内河就航について;日本郵船会社長江航路開行前史―清末麦辺洋行(McBain & Co.)長江行輪業
湖南汽船会社の湖南航路―清末中国内河航路と日本汽船)
日清汽船会社による中国内河航路の統合
著者等紹介
松浦章[マツウラアキラ]
1947年奈良県奈良市生まれ。1969年関西大学文学部卒業。1976年関西大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。1978年関西大学文学部専任講師就任。1989年関西大学文学博士号授与。関西大学文学部教授
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