目次
正当化原理としての優越的利益原理と治療行為の正当化(武藤眞朗)
延命措置中止の手続的正当化は可能か(神馬幸一)
着床前遺伝学的検査の手続規制―ドイツにおける近時の判例動向からの示唆(天田悠)
治療中止における患者の自己決定について―福生病院透析中止事件を契機として(加藤摩耶)
刑法202条の処罰根拠と弱いパターナリズム(菊地一樹)
ドイツにおける自殺援助規制の現状(只木誠)
死後の人格権―その概念に託されたもの(村山淳子)
医事法学者の責任―「錯覚の医事法学」から(川〓富夫)
医療行為の正当化要件としての適応概念の要否について(島田美小妃)
行動主義パターナリズムとナッジ―ハイブリッド規制の提唱(瀬戸山晃一)
エンハンスメント・テクノロジーの規制と倫理(〓橋直哉)
アドバンスケアプランニング再考―生命倫理の視点から(鶴若麻理)
医療過誤に対する制裁のあり方に関する覚書き―ニュージーランド法の紹介(佐伯仁志)
手技上の過失についての判断枠組みの分析―消化管内視鏡による穿孔を題材に(山崎祥光)
高齢者の介護事故についての一考察(峯川浩子)
英国の1967年人工妊娠中絶法における胎児条項について(永水裕子)
生殖医療をめぐる包括的法的ルールづくりに向けて―英国生殖法からの示唆(江澤佐知子)
改正臓器移植法の回顧と展望(城下裕二)
臓器移植法の問い直し―出発点と向かうべき方向(河見誠)
診療情報の漏えいと民事上の責任(清藤仁啓)〔ほか〕
著者等紹介
只木誠[タダキマコト]
中央大学法学部教授
佐伯仁志[サエキヒトシ]
中央大学大学院法務研究科教授
北川佳世子[キタガワカヨコ]
早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。