内容説明
立法府が無かった時代に成立した法制度を民主主義の時代において検討に付する。罰する必要があるのか。刑を用いる必要があるのか。過料ならばよいのか。処分法則は明文で設けられているのか。罪なのか。罪ではないのか。これからの法制度の検討のために、知らなければならない事実がある。
目次
序章 明治初期の行政刑法にまつわる法制度と立案・執行体制の素描
第1章 「違令」条
第2章 「違式」条
第3章 違式〓違条例
第4章 罰則
終章 現代への視点―行政法規上の罰則と罪
著者等紹介
小谷利恵[コタニリエ]
1972年神奈川県生まれ。文部科学省高等教育局私学部私学行政課課長補佐、初等中等教育局教職員課教員免許企画室長等を経て、東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了、博士(法学)。現在、国立教育政策研究所研究企画開発部総括研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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