出版社内容情報
世界も注目する日豪交流の現場から
コロナ禍の’20年12月に着任、’23年4月までの2年4か月、
数々の難局を乗り越えて両国関係の発展に尽力した外交官の情熱と奮闘
在オーストラリア日本国大使館公式ホームページにて
和英両文で102回発表された「南半球便り」を厳選して刊行
巻末に英文原稿2編併録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
6
大使の役割や日常についてとても理解できた。 説明も丁寧だし、ありがちな自画自賛もなく謙虚な人柄がよく伝わった。 大使の体験記ものの中ではとても読みやすく共感できた。2024/10/07
RYU
2
著者は、2020年12月から2023年4月までの駐オーストラリア日本大使。人脈構築、情報収集、体外発信という大使の仕事の3重要局面で違いを出すべく奮闘。任期中の出張は50回超え、日本を売り込み、日豪の関係強化に貢献。2023/12/03
ゆうろう
1
昨年来本屋さんでチェックを入れていた?前駐豪大使の手記。豪州には関心があるので大変参考になった。ただその割には、今回この本を読んで初めて、カウラ市の存在、そして1944年8月5日の「カウラ・ブレイクアウト」事件を知った次第。彼の地は次回訪豪の折、是非訪れたいと思う。著者はシドニーやメルボルンといった主要都市のみならず、木曜島やブルームも訪問しており、その記述がこれまた参考になった。終章では外務省の厳しい事情にもさらっと触れており(P295)、是非もっと知りたい、即ち著者の他の著作も読んでみたいと思った。 2024/08/18