目次
第1章 詐欺罪における「財産損害」に関するわが国の議論(詐欺罪の法益としての「財産」の意義;「財産損害」の構成要件上の位置付けに関する学説の検討;「財産損害」の判断方法に関する学説の検討;本章から得られた帰結及び課題)
第2章 わが国の詐欺罪の法制史的検討(旧刑法典の詐欺取財罪の法制史的検討;現行刑法典の詐欺罪の法制史的検討;詐欺罪の構成要件的結果の判断枠組に関する試論)
第3章 ドイツの詐欺罪の法制史的検討(領邦刑法典における詐欺罪の法制史的検討;プロイセンにおける詐欺罪の歴史的展開;北ドイツ連邦刑法典及びドイツ帝国刑法典における詐欺罪;詐欺罪の法制史的検討によって得られた帰結)
第4章 詐欺罪の構成要件的結果の判断方法について(ドイツの詐欺罪の構成要件的結果としての「財産損害」に関する議論;ドイツの詐欺罪における「素材の同一性」に関する議論;わが国の詐欺罪の構成要件的結果の判断方法に関する私見)
著者等紹介
佐竹宏章[サタケヒロユキ]
1986年北海道に生まれる。2009年立命館大学法学部卒業。2011年立命館大学大学院法務研究科修了。2016年立命館大学大学院法学研究科博士課程前期課程修了。2019年立命館大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員博士(法学)(立命館大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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