出版社内容情報
数々の著作でその凛とした生き方を綴り、多くの共感を呼んできた作家・下重暁子さん。その八十六年の来し方を振り返ったとき、孤独を愉しめるのも多くの個性豊かな人々との出会いがあってこそなのだと気付いた。
政治家、マスコミ、芸術家、文学者など、多岐にわたる分野で得た人々との出会いや交流、ときに別れを振り返り、自身の「個」の確立への影響に思い致したエッセイ。
「人生百年時代」を自分らしく、しなやかに、独り進む糧となる一冊。
登場する著名人
渥美清 淡谷のり子 永六輔 大島渚 大橋巨泉
小沼昭一 瀬戸内寂聴 立川談志 田中角栄
ドナルド・キーン 野際陽子 三國連太郎
棟方志功 山口淑子 和田誠 ほか (五十音順)
内容説明
私は人から愛されることには鈍感で、人を愛することに臆病だった―。(本文より)人生の「孤独」を掘り下げた著者が回想する47人。政治、文学、音楽、医療、芸能などさまざまな分野で活躍した人々との交流から見つめる豊かな明日のあり方。
目次
第1章 人が人をつくる(初めに井戸を掘った人;鎧を脱ぎ捨てて;結核・敗戦・孤独を経験;自分一人を食べさせるには;手探りの自分らしさと自立 ほか)
第2章 私の個を育てた47人(原点―忘れ得ぬ個性;気づき―魅せられた個性;模索―愛すべき個性;追憶―ぬくもりあふれる個性)
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
1936年、栃木県生まれ。1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKにアナウンサーとして入局。1968年にフリーとなり、民法キャスターを経て、文筆活動に入る。日本自転車振興会(現JKA)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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