内容説明
医学生、医師国家試験受験生、研修医など医師養成に係わる皆さま必読の基本書!医事法の根幹である医師法を体系的かつ平易に解説した最初の本。
目次
1 医師法と医師法学
2 医師の職分、国家試験及び医師免許付与
3 臨床研修制度
4 医業と法規制
5 医療行為の正当化要件
6 医療行為の医術的正当性
7 医療行為の医学的適応性
8 医療行為と患者の同意
9 医療行為に付随する義務
10 医師法上の罰則
著者等紹介
大谷實[オオヤミノル]
1934年茨城県に生まれる。現在、同志社大学名誉教授、法学博士。(公財)世界人権問題研究センター名誉理事長。司法試験考査委員(1982~1995)。日本学術会議会員(1991~2000)。法制審議会委員(2001~2005)。学校法人同志社総長(2001~2017)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノンケ女医長
10
医局に1冊、あってもいいかも。医師法なんて、意識する暇もないほど知識を積み上げ、日々時間に追われて臨床をしているときに、そっと忍び寄ってくる「法の不理解」による大トラブルを回避できるかも。正当な事由があれば、診療を拒んでも良い。その正当性が、令和元年、30年ぶりに変更となっていたんですね。移植医療の倫理性、法的根拠等も重厚に記載があって、診療科によって必要性の度合いはかなり違うが、勉強させてもらいました。触法行為を行った通院患者の、警察による代理受診は、医師法第20条に抵触しなさそうで、安心できました。2023/05/25