目次
第1部 日本のEU認識―過去と現在(日本の近代化と欧州統合運動―外交官永富(鹿島)守之助の場合
日本におけるEU認識とその問題)
第2部 危機の中での欧州議会の権限強化(欧州議会選挙法改正案(二〇〇九年A・Duff草案)に見るEUの危機と欧州連邦形成に向けた欧州議会統合推進派の対応
欧州議会議院規則の改正に見る欧州極右への欧州議会の対応)
第3部 イギリスの議会政治へのEUの影響とEU離脱の始まりとしての国民投票(多党化する欧州議会選挙の英選挙区と二〇一〇年の英下院議会選挙―欧州統合運動の英議会政治への影響;連邦的な統合深化を拒絶したイギリス EU離脱を巡る二〇一六年の国民投票)
第4部 欧州議会選挙と欧州委員会の成立 転到する機関間関係と英のEU離脱(二〇一四年の欧州議会選挙と「筆頭候補制」(Spitzenkandidaten)によるユンケル欧州委員会の成立
EU政治の主戦場としての欧州議会選挙 二〇一九年の選挙まで
英のEU離脱、二〇一九年の欧州議会選挙結果、フォンデアライエン欧州委員会誕生)
第5部 欧州連邦に接近するEU(「ハミルトン・モーメント」―EUの連邦的財政金融一体化への一歩としての二〇二〇年コロナ復興基金)
著者等紹介
児玉昌己[コダママサミ]
1952年佐世保市生まれ。1974年同志社大学法学部政治学科卒業。1983‐84年欧州大学院大学(Coll`ege d’Europe/ベルギー)留学・修了。1987年同志社大学法学研究科政治学専攻博士課程満期退学。現在、久留米大学法学部国際政治学科教授。日本EU学会理事、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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