目次
はじめに―平和学から世界を見る
第1部 平和学の理論(21世紀における平和と安全保障への視座―平和学のニュー・フロンティアを求めて;知と実践の平和学)
第2部 戦争と平和を考える(「新しい戦争」について考える―ロシアのウクライナ介入をめぐって;コスタリカにおける積極的平和の展開;コスタリカにおける積極的平和の展開;ベトナム戦争と枯葉剤被害;第三世代にまで影響するダイオキシン汚染;戦争の表象と平和の創造―戦争祈念を巡って)
第3部 平和構築と国際協力(平和構築から国家建設へ―東ティモールが抱える課題と展望;作られる戦争と構造的暴力にいかに抗うか―戦争と開発の現場から問う平和の課題;平和構築におけるジェンダー平等推進の課題―慣習と国際規範の相克;「アラブの春」を考える;教育における小ジェンダー差別による女性の貧困―パキスタンにおいて女子を置き去りにしない;これからの国際協力と平和―人の移動の視座から)
第4部 核なき世界(ヒロシマの心を世界に;日本の平和運動と在韓被爆者;地方自治体による反核兵器政策を考える―「連携」をキーワードに)
第5部 東アジアの平和に向けて(東アジアの秩序をめぐる競合と朝鮮半島平和プロセス―冷戦体制と分断体制から東アジア平和体制へ;近代東アジア(日本・中国・朝鮮)の宗教ナショナリズム―政教一致と“政教分離”の政治力学
日中国交正常化とは何だったのか
日米同盟と米韓同盟―北東アジアにおける米国との同盟とその問題点
戦後日米関係における沖縄と平和)
著者等紹介
多賀秀敏[タガヒデトシ]
早稲田大学社会科学総合学術院教授。1973年早稲田大学法学部卒業、1975年同大学法学研究科公法学専攻修士課程修了、1981年同専攻博士後期課程単位取得退学。1981年新潟大学法学部助教授、1987年教授。1996年より現職。2008年から2012年まで2期にわたって早稲田大学社会科学総合学術院長を務める。1978年から1981年まで日本平和学会事務局長、2002年から2005年まで北東アジア学会長。専門は、国際関係論および平和学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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