内容説明
戦前から現在に至る日本地方自治の思想と実践に大きな足跡を残した人物の再発掘シリーズ第5巻。
目次
第1章 明治都市社会主義と社会民主党から社会民衆党へ―安部磯雄と亡命前の片山潜(ともに社会主義者になるまでの足取り;社会民主党と明治都市社会主義;社会民衆党の結成過程と自治政)
第2章 婦選獲得運動と自治政へのコミット―市川房枝を中心に山川菊栄も(満州事変以前における婦選運動の高揚;満州事変以後の戦術転換から“転向”へ;翼賛体制への加担から終戦へ)
第3章 石川栄耀:都市計画思想の変転と市民自治(戦前の名古屋時代―法定技師はみ出し都市計画家の誕生;戦中の東京時代―全体主義的都市計画思想への憧憬;戦後の東京都時代―東京戦災復興都市計画の夢と現実)
第4章 “株式会社神戸市”の都市経営の思想と実践―原口忠次郎市政から宮崎辰雄市政へ(原口忠次郎市政における戦後復興から開発へ;宮崎辰雄市長の都市経営の理論と実践;“株式会社神戸市”の都市自治の構造と形態)
著者等紹介
佐藤俊一[サトウシュンイチ]
1943年山形県出身。中央大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程満期退学。中央大学非常勤講師、群馬大学助教授、中京大学教授を経て、東洋大学法学部教授、法学部長・副学長を歴任。法学博士(1997年、中央大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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