目次
EU人権政策の発現―欧州共同体設立からマーストリヒト条約まで
第1部 アムステルダム条約以降のEU人権政策(加盟国に対するEUの早期警戒・制裁制度―EU条約7条をめぐって;欧州人種主義・外国人排斥監視センターの設置と機能;EU基本権庁の活動基盤とEU人権保護―「開かれた調整の方式」を手がかりにして)
第2部 国際社会におけるEU人権政策の展開(第三国への政治的コンディショナリティの導入;欧州審議会との相互関係の展開;欧州における「テロとの戦い」と人権の保護―CIAテロ容疑者不法拘禁・移送疑惑への対応を題材として)
第3部 ポストEU憲法期の人権構想(基本権憲章の起草と加盟国―イギリスに焦点を当てて;基本権憲章における解説文の作成と意義;「加盟国に共通する原則」から「EUの価値」としての人権尊重へ―EU条約2条の誕生;欧州人権条約へのEUの加入)
第4部 EU立法と基本権(EU立法過程における基本権憲章の順守―欧州委員会の取り組みに着目して)
著者等紹介
山本直[ヤマモトタダシ]
1972年京都市に生まれる。1955年同志社大学法学部卒業。同志社大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。北九州市立大学外国語学部講師、テュービンゲン大学政治学研究所客員研究員等を経て、北九州市立大学外国語学部准教授。専攻は国際政治学、国際統合論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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