内容説明
基盤としての政策段階論を概観し、政策現象の決定要因、関連アクター相互関係、政策の移転・波及の論理を探り、政策段階論を補完する。
目次
第1章 政策段階論の意義
第2章 社会経済アプローチ―福祉レジーム論・グローバル化
第3章 歴史的新制度論
第4章 合理的選択論・ゲーム理論
第5章 拒否権プレイヤー論
第6章 政策ネットワーク論
第7章 政策アイディア論・言説分析
第8章 政策移転論・政策波及論
第9章 政策過程分析モデル
著者等紹介
縣公一郎[アガタコウイチロウ]
早稲田大学政治経済学術院教授
藤井浩司[フジイコウジ]
早稲田大学政治経済学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とある本棚
4
政治過程・公共政策に関わる理論を概説する論文集。全体を通じて統一された視座があるわけでなく、理論の説明に留まり抽象度が高いことから、通読よりも必要に際して関連する章を読むような辞書的な使い方が良いと思う。類書と比較して、政策アイディア論・言説分析・政策移転論・政策普及論あたりも手厚く押さえているところに特徴あり。2024/10/06
Moloko
2
政治学よりな観点から既存の政策の背景や他の政府の政策との相違を研究するための政策モデルや国家や制度の基礎的な知識をまとめたもの。学術的な内容であり、政策に関する研究をする上でどのようなアプローチがあり得るのかを知るには向いている2017/03/03
じ
1
新制度論・政策移転・政策過程分析など、政策研究に関する手法・理論の解説本。少し古いが各モデルがわかりやすく説明されていて良かった。(当時)早稲田の博士の人たちも執筆していてすごい。ボスの下で仕事が降ってくるようにするのも重要なんだな。2020/04/04