内容説明
イスラーム諸国における壮大な民主主義の実験は成功するのか?イラン総選挙における自由・改革派の勝利。スハルト体制を崩壊させたインドネシアの民主化。腐敗した民主主義が招いたパキスタンの軍事クーデター。真の民主化を阻害しているのは、民主主義的な原理を内包するイスラームの教えではなく、非イスラーム諸国と同様に権威主義体制や政治的腐敗である。
目次
第1章 イスラームと民主主義
第2章 イスラーム史における国家と「反対」運動
第3章 イラン
第4章 スーダン
第5章 パキスタン
第6章 マレーシア
第7章 アルジェリア
第8章 エジプト
著者等紹介
大和隆介[ヤマトリュウスケ]
1958年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。インディアナ大学大学院言語学部修士課程修了(言語学修士)。現在、北陸大学外国語学部助教授
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