内容説明
本書は、全世界の法的システムのなかで、教会法の位置づけを示すとともに、国家法と比較しながら、この種の法(律)の特性を明らかにするために書かれたものである。教科書または専門的な勉強の入門書というよりも、その中身はある程度“外から見た教会法の世界”のようなものである。つまり、不思議に思われる教会法の世界を覗いてみたい普通の法学者または法学部の学生のために書かれたものである。
目次
第1部 教会法ないしカノン法とは何か―基本概念の規定
第2部 教会法および教会法学の歴史的概観
第3部 1917年の旧「教会法典」と1983年の新「教会法典」―現行法