内容説明
裁判官、弁護士、民事調停委員としての豊富な実務経験の中から執筆された論文等を収録。法曹、学者、医師、及び法・医学生に医療裁判の実際の認識、問題解明への方法と指針を示す。
目次
第1部 論説(医療事故訴訟の請求・要件事実と思考様式;裁判経験に基づく医療訴訟―事実の認定…主張、立証における論点;交通事故損害賠償請求事件の処理等に関する方法論・思考様式;C型肝炎事件と同訴訟の遺したもの―その裁判の流れをとおして想う、あるべき法曹像;医療訴訟と合併症について)
第2部 判例批評(再挿管等の不実施と医師の過失;スキルス胃癌で死亡した患者に対する再検査の不実施と医師の債務不履行責任;医療錯誤訴訟における意見書の評価と採証方法違反;医薬品の添付文書と推定;説明の内容と義務履践の主体)
第3部 講演など(医学生のための医事判例紹介;医療と裁判について;裁判経験からみた医事訴訟―事実の認定…主張、立証の論点;帰責要件としての因果関係の認定における医学的知見の考慮―法的因果関係の認定;民法改正作業と診療契約―ある法曹への私信)
第4部 附録
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- 和書
- マンガでわかる機械学習