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内容説明
「現代の契約法」が上梓されたのは一九八二年に遡る。当時の内容をそのまま再現している本書では、「あとがき」を付し、個々の論点につきその有する現在的意義を簡単にまとめて記述することとした。また、「追補」として、法律行為の要素に関する論考と再交渉義務論を加えることとした。いずれも、ドイツの近時の論文の紹介を主な内容とするものであるが、前者は古典的契約法論にとって核心的地位を占めるものと思われ、後者は「過程としての契約」論にかかわる論議である。
目次
問題考察の視点―事実的契約関係論に即して
普通取引約款
発信主義
同時履行の抗弁権
危険負担
第三者のためにする契約
契約の解除
瑕疵担保―対価的制限説
売主の担保責任―品質保証契約
消費貸借―サラ金をめぐって
使用貸借―特に親族間の利用関係を中心にして
賃貸借と転貸借
委任―旅行契約
和解―損害填補契約の二側面
流動動産の譲渡担保契約
環境保全協定
消費者契約―民法理論の修正
著者等紹介
石田喜久夫[イシダキクオ]
1928年京都市に生まれる。1951年大阪大学法経学部卒業。現在、神戸大学名誉教授、法学博士
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