内容説明
ますます深刻化する企業犯罪に対し、刑法の果たすべき役割は?わが国でも関心の高まりつつある企業の刑事責任論。コンプライアンス・プログラムなど欧米の最新の動向をふまえつつ、従来のわが国の立法・判例・学説に詳細な検討を加え、新しい企業処罰システムのグランド・デザインの提示を試みたモノグラフ。
目次
企業の刑事責任論の現状と課題
第1部 企業の処罰根拠と帰責原理
第2部 企業の注意義務とコンプライアンス・プログラム
第3部 企業の処罰範囲
第4部 企業に対する刑事制裁
第5部 企業の刑事責任論の展望
著者等紹介
川崎友巳[カワサキトモミ]
同志社大学法学部助教授。1969年京都市生まれ。1993年に同志社大学法学部法律学科卒業後、同大学大学院法学研究科博士課程前期課程・後期課程を経て、1998年に同志社大学法学部助手。翌年より同専任講師。2002年より現職
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