過失犯論の現代的課題

過失犯論の現代的課題

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784792316280
  • NDC分類 326.14
  • Cコード C3032

内容説明

本書は、わが国における過失犯論の進展をフォローし、火災事件や薬害事件などの具体的な事件を素材として、過失犯論の最先端の課題とその解決の道筋を明らかにしようとするものである。

目次

第1部 過失犯論の歴史と課題(ドイツにおける「管理・監督責任」論;過失犯論の今日的課題 ほか)
第2部 予見の対象と可能性(過失犯における「予見の対象」;川治プリンスホテル火災事件上告審決定 ほか)
第3部 注意義務(「過失の標準」再論;薬害エイズ事件と過失論―帝京大ルート第一審判決を素材に ほか)
第4部 管理・監督過失と正犯概念(「進言義務」と過失不作為犯―大洋デパート控訴審判決を素材に;火災事件と管理・監督過失 ほか)
第5部 過失犯罪と心理学(刑法学(注意義務論)からみた交通業過事件の犯罪事実の書き方
交通事故における刑事過失責任追及の意味)

著者等紹介

松宮孝明[マツミヤタカアキ]
1958年滋賀県に生まれる。1980年京都大学法学部卒業、1985年京都大学大学院法学研究科博士後期課程学修退学。’85年同大学法学部助手となり、その後、1987年南山大学法学部専任講師、1990年立命館大学法学部助教授を経て、現在、立命館大学法学部教授
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