内容説明
絶望の淵に沈む被害者、社会から排除される加害者、不安と疑心と敵意に満ちたコミュニティの修復はどうしたら可能か。修復的司法は、これまでの刑事司法が念頭になかった「被害者・加害者・コミュニティの癒し、回復、再生」を課題とする。
目次
第1章 被害者関係的刑事司法と修復的司法
第2章 被害者関係的刑罰論の在り方と修復的司法の可能性
第3章 法益の担い手としての犯罪被害者―修復的司法の視座
第4章 修復的司法の国際的動向
第5章 修復的司法のパラダイム―2つのモデル論争を素材に
第6章 ドイツの修復的司法
第7章 第5回修復的司法国際会議報告―修復的司法の位置づけ
第8章 修復的司法の理論と実践―修復的司法における警察の役割を中心として
第9章 少年事件における加害者と被害者―修復的司法への道
第10章 刑事法における修復的司法の意義
著者等紹介
高橋則夫[タカハシノリオ]
1951年東京都に生まれる。1975年早稲田大学法学部卒業。その後、同大学大学院法学研究科修士課程・博士課程修了。東洋大学法学部専任講師、助教授、教授を経て、現在、早稲田大学法学部教授。法学博士
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