内容説明
本書は、一九八九年秋から二〇〇〇年初春という極めて長い時間をかけて三分冊の形で公刊した『現代社会と刑法各論』を、加筆・修正の上、合本したものである。
目次
ヒト並びに胎児の生命の刑法的保護
人の始期―独立生存可能性説の提唱
妊娠中絶行為により出生させられた未熟児の殺害
人の終期―脳死について
自殺関与罪
傷害及び暴行の意義
刑法における「業務」の意義(業務上過失致死傷罪の場合(付論 重過失の概念)
業務上失火罪の場合
業務妨害罪の場合)
拐取罪の客体・行為・目的・「近親その他略取され又は誘拐された者の安否を憂慮する者」・「解放」の意義
住居侵入罪の保護法益―管理権者の立入り拒否の意思の積極的明示の要否
名誉棄損罪と侮辱罪の法益の異同と内実(情報状態保護説)―法人に対する侮辱罪の成否〔ほか〕
著者等紹介
伊東研祐[イトウケンスケ]
1953年生まれ。1976年東京大学法学部卒業。現在、名古屋大学教授、司法試験考査委員、日本刑法学会理事
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