内容説明
本書は、著者がこれまで種々の機会に発表した刑事訴訟法関係の論稿のうち主要なものをまとめたもので、広く手続全体に目を向け、捜査、公訴、公判、上訴、再審等、各手続段階ごとに既発表の論文を整理・配列し、これらの手続の基本構造並びに刑事訴訟手続全体において占める地位を浮かび上がらせた。
目次
第1章 序説(憲法と刑事訴訟法の関係;刑事訴訟法の基礎理論;基礎理論と実務 ほか)
第2章 捜査手続の構造(捜査の本質と構造;捜査構造論と被疑者の取調)
第3章 公訴手続の構造(付審判請求事件の審理方式と忌避;報道機関に対するフィルム提出命令と報道の自由;公訴権行使の限界 ほか)