出版社内容情報
国司法審査とEU法、英国・EUおよび日本における原子力発電、英領タックスヘイブンを利用した租税回避などの諸問題を分析し ・今後の課題を検討する研究書。
兼平 裕子[カネヒラ ヒロコ]
著・文・その他
目次
第1部 英国司法審査とEU法(EU基本条約50条に基づく離脱通知に対する国会承認の必要性―高等法院2016年11月3日判決に示された英国憲法上の国会主権および国王大権;英国司法審査における環境公益訴訟―EU法のヒエラルキーと協力関係の中でのイギリス法;EU大気質指令の国内法化をめぐるEU法とイギリス国内法の関係―イギリス最高裁における司法積極主義への転換)
第2部 英国、EUおよびわが国における原子力発電(電力システム改革と原子力廃止措置の事業体―英国NDA(原子力廃止措置機関)と日本の電気事業者
環境団体訴訟における原告適格―福島事故後の原発訴訟における司法審査の役割の変容
英国ヒンクリーポイントC原発支援国家補助に対する欧州委員会承認―委員会決定およびEU一般裁判所決定(T‐382/15)に示された比例性原則と市場の失敗)
第3部 英領タックスヘイブンを利用した租税回避(なぜ英国王室属領にタックスヘイブンが多いのか;英領バミューダLPS訴訟における法人該当性―デラウェア州LPS訴訟との比較において;英国王室属領の特殊性とEU法およびBEPSの影響―オフショア・タックスヘイブンとして利用されるガーンジーの分析を通して)
著者等紹介
兼平裕子[カネヒラヒロコ]
1978年広島大学政経学部法律政治学科卒業。2003年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了・博士(法学)。税理士を経て、2007年より愛媛大学法文学部准教授、2010年より教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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