目次
租税憲法学の展開―租税正義の実現と租税憲法学
第1部 租税法の基礎理論(租税回避行為の否認論の検討―「私法上の法律構成による否認」論の功罪;租税回避行為の否認論の展開―租税法の解釈と限界)
第2部 租税実体法(所得税法における課税単位の研究―所得税法五六条をめぐる問題を中心に;所得の実現と課税のタイミング―譲渡所得課税を中心として;離婚に伴う財産分与と譲渡所得課税;財産分与と譲渡所得税課税―離婚給付の法的意義と財産分与の公平性の視点から;組合の出資持分分譲渡の所得税法上の取り扱いの検討―民法上の組合を素材として;所得税法における医療費控除の位置づけ;NPO法人の収益事業に対する課税問題の研究―「公益性」基準の導入と今後の方向性について;法人税法における無償取引課税の検討―課税の根拠と適用範囲を中心として;相続税法における信託課税規定の射程の検討)
第3部 納税者の権利救済(第二次納税義務者の権利救済;租税訴訟における訴訟物論と租税法律主義―処分理由の差替えを中心に;推計課税における実額反証―立証に関する問題を中心として)
著者等紹介
増田英敏[マスダヒデトシ]
1956年茨城県に生まれる。専修大学法学部教授、法学博士(慶應義塾大学)、弁護士、民事調停委員、租税法学会理事、租税法務学会理事長、日本税法学会常務理事、(公財)租税資料館評議員会議長、(株)電算社外監視役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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