出版社内容情報
竹下賢[タケシタケン]
内容説明
法哲学の伝統的な課題である「法の効力根拠」を解明する、著者のライフワークの集大成。日本とヨーロッパの法哲学者の諸学説を綿密に検討することを通じて、法という実在の根源に迫る知の冒険。
目次
法秩序と体系構造
第1部 規範的法体系の存在構造(美濃部・横田論争とケルゼンの法体系論;根本規範の実質的解釈―エンギッシュのケルゼン批判;精神的存在としての法―妥当概念とニコライ・ハルトマン;法の存在論的構造と歴史性―三島淑臣論文に即して)
第2部 法の規範秩序の効力根拠(規範的妥当概念と妥当根拠論―ラートブルフの法哲学;法の理念と政治の理念―尾高朝雄「法の『窮極に在るもの』」との関連で;法の妥当根拠論と哲学的人間学―恒藤恭の法哲学;承認説の妥当根拠論―エンギッシュの法哲学;人格主義の妥当根拠論―ヴェルツェルの法哲学)
著者等紹介
竹下賢[タケシタケン]
1946年京都市生まれ。1972年京都大学法学部卒業。1977年関西大学法学部専任講師。1987年京都大学法学博士。現在、関西大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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