内容説明
今日における情報・通信技術の進歩は目を見張るものがある。このような社会の状況においては各種の新しい技術の修得が求められる。しかし、ただ単に情報社会における技術の修得に焦点があてられるだけに終わってよいわけではない。一定の情報システムとか技術などが、社会全体の中でどのような意味をもっているかをよく認識し、また、その中でそれらを利用する者の社会的責任を自覚しなければならない。そこで、本書では、主として今日のような情報化の進んだ社会における法制度とか法的問題などについて紹介し、説明することを通じて、このような意味での社会的責任を明らかにしていく。
目次
第1部 情報社会と憲法原理(情報化の進展と名誉・プライバシーの保護;通信の秘密と通信傍受法;情報社会と自己情報コントロール権;情報公開制度)
第2部 情報社会の法と倫理(情報・通信にかかわる法的諸規制;取引形態の変化と法的諸問題;情報社会と知的財産権;情報社会と情報論理)
著者等紹介
藤井俊夫[フジイトシオ]
1946年1月千葉県に生れる。1968年3月早稲田大学第一法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科博士課程を経て、現在、千葉大学教育学部教授。法学博士
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