ポストフェミニズムの夢から醒めて

個数:

ポストフェミニズムの夢から醒めて

  • ウェブストアに61冊在庫がございます。(2025年11月19日 21時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791777334
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0030

出版社内容情報

フェミニズムは終わらない、いや終わりようがない
フェミニズムの終焉をかたる「ポストフェミニズム」の時代を経て、私たちは再びその盛り上がりに立ち会っているといわれる。だがそこで喧伝される「新しいフェミニズム」の実像と、その向かう先は果たしてどこまで理解されているだろうか。ネオリベラリズムと結託した「リーン・イン」や「女性活躍」の欺瞞を問い、セックスワーカーやトランスジェンダーへの差別、「慰安婦」問題などそこからこぼれ落ちるものにまなざしを向けることで、見えてくるものとは。フェミニズムをあきらめないための、たしかなる提言。


【目次】

内容説明

フェミニズムの終焉をかたる「ポストフェミニズム」の時代を経て、私たちは再びその盛り上がりに立ち会っているといわれる。だがそこで喧伝される「新しいフェミニズム」の実像と、その向かう先は果たしてどこまで理解されているだろうか。ネオリベラリズムと結託した「リーン・イン」や「女性活躍」の欺瞞を問い、セックスワーカーやトランスジェンダーへの差別、「慰安婦」問題などそこからこぼれ落ちるものにまなざしを向けることで、見えてくるものとは。フェミニズムをあきらめないための、たしかなる提言。

目次

1 ポストフェミニズムの時代に可視化されるもの(憧れと絶望に世界を引き裂くポストフェミニズム―「リーン・イン」、女性活躍、『さよならミニスカート』;ポストフェミニズムとネオリベラリズム―フェミニズムは終わったのか;ネオリベラルな家父長制と女性に対する暴力;可視化するフェミニズムと見えない絶望―ポストフェミニズムにおける(再)節合に向けて
ポストフェミニズムから99%のためのフェミニズムへ
『逃げ恥』に観るポストフェミニズム―結婚/コンフルエント・ラブ/パートナーシップという幻想)
2 不可視化されるものとフェミニズムの未来(「慰安婦」を忘却させる植民地主義とポストフェミニズム―『帝国の慰安婦』、スピヴァク、ポストコロニアル;フェミニズムは右傾化したのか?―ネオリベラル・フェミニズムの世界;AV新法をめぐるフェミニズムの混乱;安倍/統一教会問題に見るネオリベラル家父長制―反ジェンダー運動とネオリベラリズムの二重奏;99%のためのフェミニズムと私たち;リーン・イン・フェミニズム批判と田中美津の“どこにもいない女”;「#MeToo」と「Ni Una Menos」から)

著者等紹介

菊地夏野[キクチナツノ]
1973年、宮城県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科教員。専門は社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

わん子

12
特に印象的だったのはⅠ部最後の逃げ恥考察とⅡ部最後の田中美津論。この2つは対比になっているようにも感じられた。 逃げ恥論考はポストフェミニズム、ネオリベラルフェミニズムとしての観察と分析に瞠目。田中美津へのリスペクト溢れる文章は、最後のくだりで涙してしまった。 また、安倍統一教会論については、ジェンダーから統一教会問題を考えるという、メディアではあまり報じられてない視点を得ることができる。 鋭い文章だが、通底してあるのは、権力に蹂躙され運命に翻弄される、小さな人間への愛や優しさではないだろうか。2025/10/04

yuyuCh

0
男性の私の立場から「これは良い/悪いフェミニズムなのでは」「これは分かる/分からない議論だ」と言うこと自体に暴力を孕むことを分からないでないけど、この菊池さんの議論は極めて妥当だといつも思う。と同時にこの人の視座(つまり女性活躍という動員への批判的まなざし)に立つのであれば、我々はなぜ男性であるというだけで不可避に経済的プレイヤーとして動員され、それを拒否するのに女性より遥かに強いプレッシャーがかけられるのか?と次には問うべきだろう。誰が?という問題は残されるが、それをフェミニズムに期待するのは筋違い。2025/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22788764
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品