「ふつうのLGBT」像に抗して―「なじめなさ」「なじんだつもり」から考える

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「ふつうのLGBT」像に抗して―「なじめなさ」「なじんだつもり」から考える

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776849
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「もうLGBTなんてふつう」って言っておけばいいと思ってない?
「ゲイコミュニティ」になじめないゲイという立場に留まることから見えてくる、うわべだけのセクシュアルマイノリティ理解を脱するための処方箋。

内容説明

「もうLGBTなんてふつう」って言っておけばいいと思ってない?「ゲイコミュニティ」になじめないゲイという立場に留まることから見えてくる、うわべだけのセクシュアルマイノリティ理解を脱するための処方箋。

目次

1 なじめない私(居場所がしんどい、現場がこわい;「二丁目に捨てるゴミ無し」と人は言うけれど、;ないことにされる、でもあってほしくない―「ゲイの男性性」をめぐって;「LGBT」が「活用」されれば満足ですか?)
2 なじんだつもりのあなた(「最近はLGBTをテレビや映画でよく見かけるし、時代は変わったよね」;「どんな見た目でもいいじゃない、LGBTの人たちみたいに」;笑っても地獄、笑わなくても地獄;「何に困っているのか教えてください」;「今度はインターセクショナリティが流行ってるんだって?」)

著者等紹介

森山至貴[モリヤマノリタカ]
1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得満期退学。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教、早稲田大学文学学術院専任講師、准教授を経て、同教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katoyann

19
セクシュアリティを専門とする社会学者による学術的なエッセイであり、LGBTにとっての当事者性に関する複雑な葛藤や負担感を論じている。マジョリティがマイノリティに対して「困りごとは何ですか」と問いかけてくるときに、マイノリティが覚える負担感についてシーライオニングという女性に対するオンラインハラスメントを援用して論じている章については勉強になった。また、インターセクショナリティと複合差別の違いについても知ることができた。2025/01/22

乱読家 護る会支持!

2
「ゲイコミュニティ」に馴染めないゲイである著者の視点で、セクシュアルマイノリティを考える本です。 一冊を30分程度で読みたい僕は、キーとなる文章、要約的文章を探しながら読むのですか、非常にまどろっこしいなあと感じる文章で、何が言いたいねん!と思いながら、、、結局、パラパラ読みで終えました(汗)。 著者が感じておられる「ゲイコミュニティ」の馴染めなさですが、「家庭」「会社」「交友関係」などの馴染めなさに入れ替えても、同じことのように思えました。2025/02/19

かれーらいす

2
タイトルと内容が合致していないことによって読後にこれまで書いてきた文章が寄せ集めである事を再認識するが、文体や思想が気持ちの良い風のような伸びやかさを感じ、それがいいんだよなと裏から手を回させられている事を助長していた 本当の意味でLGBTを理解するには私にはまだ時間がかかる2025/02/17

Go Extreme

1
認知の問題: 理解してもらう・教える義務はない 良心的態度: 良心的を装う態度ーセクシュアルマイノリティに対する拒絶を含む 複雑なアイデンティティの理解 インクーセクショナリティ: 異なる属性がどのように交差するか 他者の見た目: 見た目についての議論→尊厳を奪う可能性 繊細な思慮・適切な言葉 下ネタ: 真剣な態度と笑いの文化における圧力 性に関する話題を扱う際の配慮 エスノグラフィ: 自身が当事者→研究の視点に影響 性の多様性: 多様性を理解・固定観念を打破する視点 映像や文化の表現 承認と再分配問題2025/01/27

kinsanwaseda2

0
8章と9章のインターセクショナリティの部分が特に興味深かった。 余談的かもしれないが、おおよその論文指導等で「タイトルは最後に決めなさい」とかあるが、著者はその逆というところに驚かされたと同時に、論考のタイトルの仕組みがなるほど合点といった感じで腑に落ちた2025/03/09

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