出版社内容情報
「異教(パガニスム)という言葉はあらゆる社会に対して突きつけられた挑戦状のような響きがする」(ジャン・ジュネ)
境界、外部、混成、非知、身体、権力、反歴史、イメージ、ヘテロトピア、非有機性……。半世紀にわたってさまざまなテーマをめぐり、スピノザ、ニーチェ、ドゥルーズなど、哲学の外の異端の哲学者の言葉に目を凝らしてきた著者。哲学の異教徒たろうとしてきた哲学者はいま何と対峙しているのか、その目に映るものとはなにか。その思索のすべてを編み上げた集大成。
内容説明
境界、外部、混成、非知、身体、権力、反歴史、イメージ、ヘテロトピア、非有機性…。半世紀にわたってさまざまなテーマをめぐり、スピノザ、ニーチェ、ドゥルーズなど、哲学の外の異端の哲学者の言葉に目を凝らしてきた著者。哲学の異教徒たろうとしてきた哲学者はいま何と対峙しているのか、その目に映るものとはなにか。その思索のすべてを編み上げた集大成。
目次
1 パガニスムの軌跡(パガニスムと「判決」(ジャン・ジュネ)
この世界で非現実とは、まだ罪なのだ(マルグリット・デュラス) ほか)
2 歴史と日本の曲率(西田幾多郎の「悲願」;歴史の暗部とロマネスク(渡邉一民/福永武彦) ほか)
3 ドゥルーズのラプソディ(映画のとてつもない時間―ドゥルーズを翻訳すること;脳の芸術、脳の政治へ ほか)
4 非有機的生のほうへ(哀れアルトー?―ソンタグ、デリダ、デカルト、土方巽のあいだで;木はリゾームである、そして非有機性のほうへ ほか)
5 身体、物、イメージ(ニジンスキー事件―室伏鴻『真夜中のニジンスキー』プロジェクトのために;「脱」の舞踊―田中泯序説 ほか)
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年島根県松江市生まれ。哲学者、フランス文学者。京都大学文学部卒業後、パリ第8大学でジル・ドゥルーズの指導をうける。1980年にアントナン・アルトーについての研究で博士号取得。1979年には「文学の終末について」が第22回群像新人文学賞評論部門優秀作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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